完成されゆく嫉妬を見よ。 [「曙光」稽古場日誌]

MA330259.jpg8月6日(土)
オフである。


というわけで、稽古場日誌番外編ということで、竹村の休日日記にお付き合いを。

真夏の暑さを感じつつ行った先は…
神田神保町、古書店街。


楽しい。
楽しすぎる。
多分何日もいられてしまう。
気になる本を見まくったら、きりがない。

この時代のアサヒグラフ!とか
『東海道戦争』文庫18000円(元値300円)!とか
『魔道具辞典』とかは今の子は好きそうとか
『仮面史』とかおもしろそ~とか
『城郭辞典9』とかどんだけあるんだよとか
自然科学系専門店とか仏教系専門店とか軍事系専門店とか浮世絵専門店(確かタモリ倶楽部で見た)とか、
とかとかとか…。

ほしいってちょっと思ったものを、本だし勉強のため、とか言って買い出したら、破産ですね。確実に。


この感覚はネットじゃないんだよな。自分がアクセスするつもりのないもの、言葉を知らないものに、本屋さんで視覚に偶然入ってくる、手にとる、文章に酔う。


いや。目的は、北川冬彦なんだけど。
ある程度予想はしていたけど、見つからず、目的は果たされませんでした。
6軒くらいまわってやっと詩評が2冊あったけど、作品が欲しがったんだ。


これこそ、実際に買うのならネットで買えばいいのだけど。初版本が2万円くらいだった。三島は桁が違ったけどね、22万円だったかな。


小道具として、そろえるのなら手段はいくらでもある。

どころか、この街に行く必要はなかった。
でも行くべきだと思ったんだ。もともと出版数も少ない北川冬彦の詩集を、古書店を巡って探す、旅がしたかったんだ。
数ある言葉たちの中に、彼の言葉を探しあててみたかったんだ。



古書店巡りの後は、お決まりのコース、カフェでコーヒー。
戦利品(=衝動買い)の碧梧桐をぱらぱら見ながら。ケースが二重になってて、装丁もかわいいの。


写真は、神保町といえばみたいな感じでよく写る矢口書店。戯曲演劇シナリオ関係。多分私、霞を食って生きていけるなら、ここで一生を終えてしまえるかもしれない。






芝居屋の性。


 

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